解禁されても内緒でやるべき理由は?

目安時間:約 10分

世の中は副業解禁の流れにあります。それなのに、副業はオープンでなく、内緒にすべきなのでしょうか?
答えは「Yes、Yes、Yes !」
シークレット副業を勧める理由を、私の痛々しい経験も交えて、考察してみます。

 

《当初は堂々とやっていたものの》

自己紹介記事でも書いたように、サラリーマンとして副業を始めた当初は、隠そうという意識はありませんでした。自分の知名度を上げてお客を集めようと、実名&顔出しでおおっぴらにやっていました。そのほうが信用されるだろうと、マーケティングの実践書に沿った形でやっていたわけです。
とはいえ、勤め先の人達を勧誘したり、職場で別の仕事をしていたわけではありません。公私の分別はわきまえています。しかし、

「今日は帰るの早いね、どうしたの?」

「これから別の仕事があるので、残業なしで失礼します」

「へえ、副業かい。何してるの?」

と、これくらいの会話はしていました。

 

《失って、初めて気づいた関係性》

副業を隠すつもりもありませんが、勤め先の人に聞かれてわざわざ説明するのも面倒なのものです。丁寧に説明すればするほど、互いに距離を感じてしまうといいますか。そうすると、説明が言い訳がましくなってしまい、自分で罪の意識すら感じてしまうようになる。精神的にも良くないです。
当時は私も若かったので、「会社の人達はみな同じ目標に向かってがんばるべきだ」という虚構を信じていました。実際はそんなことはありません。会社で働く事情は人それぞれです。自己実現のため、給料のため、キャリアアップのため、あるいは単なる惰性、などなど。それでも一応は、愛社精神やタテの関係を演じておかないといけないわけで。
その中で「副業やってます」宣言をすると、周囲との関係性が必要以上に変化してしまう。自分を正当化するような説明をするうち、社内では「意識たかい人」というポジションになる。自分でもそうあらねばという意識になり、ますます変化は加速していきます。
その結果として起業、退職にまで行き着きました。別に後悔はしていませんが、周囲に虚勢を張る苦しさを味わう必要はなかったかと思います。私は鈍感なほうですが、周囲に気を遣う人だともっと大変でしょう。

 

《痛い変遷を経て現在》

起業〜退職してぐるっと回って、またサラリーマンに戻った今、副業はもちろんシークレットです。勤め先の関係者はもちろん、友人・知人にも言っていません。
以前と比べて精神的に楽なばかりか、逆に大きな安心感を得られています。
→自己紹介へ

 

【内緒にして良かったこと】

《周りとのコミュニケーションが楽》

まず、上司や同僚の立場で考えてみましょう。人は、自分と共通点を持つ人に親近感を覚えるものです。同じスーツ姿、社内用語を使うことで生まれる仲間意識。ラポールが築かれ、コミュニケーションが取りやすくなります。
そこに「副業やってます」の人が出現するとどうなるか。余計な情報を与えることで、「この人なんか違う」で、互いに居心地が悪くなり、関係が気まずくなります。仕事の能率が下がったり、コミュニケーション不足からトラブルを起こしかねません。
職場でよく聞く「会社は給料上げてくれないなあ」「変わらなくて嫌になっちゃうよ」とか言うグチにも、適当に相づちをうっておけば、それで皆ハッピーなのです。ほとんどの人にとっては「変わらないこと」=「安定感」が彼らの幸せなのですから。周囲の人達に副業を勧める必要は全くないし、副収入に対して嫉妬されます。
ちなみに脱線しますが、日本の国民的なアニメとして頭に浮かぶ「サザエさん」「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」。どれもお父さんがサラリーマンの設定です。しかし「ちびまる子ちゃん」の父ヒロシの職業は謎とされています。まるこちゃんのモデルである作者、さくらももこさんの父は実は八百屋。しかし、マンガの登場人物は自営業でなくサラリーマンにしたかったそうです。でもわからないから仕事のことを描写しなかったという事情があるらしい。
たいがいの日本人は子供の頃からこういうアニメを見て育っています。知らず知らずのうちに自分の人生の設計図まで書き換えられてしまうので注意したいものです。

 

《勤め先との関係が悪化しない》

いま、日本の会社の態度は様々で、「副業黙認」「副業解禁」「副業歓迎」いろいろあると思います。しかし、従業員の立場で、勤め先企業の社風を積極的に変えようなどと思う必要はありません。それは経営者や人事部門の仕事です。
しかし普通の会社には、社員の副業を積極的に扱うなんて無理でしょう。「昇給できないから副業で稼げ」程度の位置づけです。
私自身が痛感していますが、収入を増やすなら、勤め先で給与を上げる努力をするより、残業やめて副業に時間を使ったほうがはるかに楽で簡単です。月5万円程度の副収入なら、半年ほどで実現できます。こういうことが社員にバレて、みな副業を当たり前にするようになったときに、日本企業の生産性も上がっていくのかなあと思います。
話がそれましたが、就業規則や表向きの建前はどうあれ、会社にとって、「副業してます」と主張さえしなければ、会社にとっては無害。問題が存在しないのも同じです。
→就業規則違反では?の記事へ
無駄に波風を立てる必要はありません。事なかれ主義、バンザイ。勤め先企業内の私と、副業をやっている私は、別人格でよいのです。

 

《言いがかり被害を避けられる》

「副業してます」とオープンにしている状態で、本業の勤め先で失敗をやらかしたとします。
すると、

「別のこと考えてたからだろ」(取引先とのトラブルのことを考えてるのに)

「夜中まで副業やってボーっとしたからだろ」(子育てや親の介護だったら、同情されるのに)

その失敗が副業と関係なかったとしても、副業のせいにされてしまいます。「介護や子育て=良いこと」「副業=悪いこと」の無意識の価値観が、バイアスになってしまうようです。

 

《経歴のリセットがしやすい》

この点は、脱サラしてまたサラリーマンに戻った私が痛感していることです。
一生を会社員として過ごすわけではありません。人生は二毛作、三毛作。将来もどうなるかは予想できません。
しかし、インターネットで実名をさらして活動したなら、記録は自分が死んだ後まで残ります。自分がアピールしたい経歴を、自分でコントロールできなくなるのです。よほどの覚悟をもってすべきです。

 

《副業の邪魔をされない》

勤め先の上司も同僚も、みなサラリーマンです。人は、自分と異なる価値観の人に対し、否定的なアドバイスをしてしまいがちです。
彼らの言葉は
「インターネットの仕事なんて虚業だろ」
「そんな簡単に儲からないから、やめとけ」
みな親切心から出る、ありがたいお言葉なのですが、大きなお世話です。いちいち対応していると、自分のモチベーションが下がります。
ですから副業に関する話は、出す必要もないし、出すとデメリットだけ。コーチング系の理論でいう、ドリームキラー対策「自分の夢は人に言うな」です。

 

《自分の心に余裕ができる》

いろんな選択肢があることは、余裕と幸せにつながります。
それをあえて相手に言わないことで、相手に対する優越心を持って接することができます。心の余裕に繋がります。
「君たちとはレベル違うのだよ」
「この人はわかっていないのだな」
こんな台詞を実際に口に出したら、高慢な人みたいですね。でも、もし職場で理不尽に怒ってる人がいたとしても、自分の心の中でこうつぶやけばいいのです。子供に接するように、高い視点から、広い心で対応する余裕が生まれるものです。

 

【でも、内緒だと、ここがつらい】

《話し相手ができない》

副業は内緒と言いつつ、「誰かの共感を得たい」という欲求は私にもあります。同じような状況の人と話すと嬉しくなりますし、前向きの刺激を受けます。何かしら課題に立ち向かうときには、ライバルや仲間がいたほうが、励みになることも事実です。
同業の集まりやセミナーに参加できればよいのですが、今は海外在住なので、なかなか難しくなりました。そこで副業仲間がほしいというのが、このサイトを立ち上げた理由でもあります。

 

《副業の分野が限られる》

シークレットを前提とすると、どうしても活動に制約ができます。これについては、仕方ないですね。勤め先に内緒にするメリットの方が大きいです。

 

【終わりに】

多くの場合、副業が知れることは、悲劇の始まりとなります。バレて良いことは何もないうえ、後戻りもできません。
副業を内緒で、というのは、会社の体質が変わるかというレベルの問題ではないです。経営がいくら旗を振ったところで、管理者たちや一般社員までの考え方は一朝一夕には変わりませんから。もっと根深い「同質性を尊び、異質を排除する」日本の社会が変わるまで、サラリーマンの副業はシークレットが得策と思うのです。
いつか、「多様性を尊び、事なかれ主義を排除する」社会になれば、変わるかもしれません。でも、私はいまの日本社会も好きです。だから、皆が幸せになれるシークレット副業にいそしむのです。


私の副業ライフスタイル

目安時間:約 24分

岡本奈津美です。
これはもちろんビジネスネームで、本名ではありませんけど。
40代の家族持ちサラリーマンです。
本業の会社勤めをしつつ、副業でアフィリエイトを楽しんでいます。毎日、朝と夜の2〜3時間ほど、自宅のパソコンに向かう副業生活です。

 

《サラリーマン稼業の経歴》

大学は経営学部で、ビジネス理論に関し一通り学んでいます。
社会人としては、何社か転職しています。海外勤務経験もあり、日本人の働き方を批判的に見るようになりました。
主に管理系の仕事をしてきましたが、営業職やマーケティング部門の経験もあります。

本業のほうでも、アフィリエイトに関わりました。マーケティング部門で、アフィリエイト広告を出していたのです。本業の勤め先で、広告宣伝にかける予算は億単位です。広告代理店に依頼して、テレビや雑誌、交通機関などの媒体に出稿していました。インターネット媒体も使っていて、プロモーションを考え、目的別のWebサイトをつくり、SEOに広告費を使い、アフィリエイト広告を出していました。ですから、インターネット広告業界の構造も熟知しています。

 

《副業の経歴》

副業は、アフィリエイトが初めてではありません。現在のサラリーマン業&副業アフィリエイト生活になるまでは、いろいろと変節がありました。
もともと副業を始めたきっかけは、「面白そうだから」でした。別に「ブラック企業で疲弊」とか「貧乏のどん底から一発逆転狙い」というわけではないです。サラリーマン年収も、とりあえず毎晩外食して年に数回海外旅行に行けるくらいはありましたので。
しかし、30代も半ばを過ぎると、サラリーマン稼業に目新しさを感じなくなってきます。新しいプロジェクトに参加しても、既視感を感じるようになってくる。立場的に、実務を部下に任せるようになると、自分で新しいものを生み出す感覚が薄れていく。経験も知識もある分野だから、ラクな仕事ではあるのだけれど、ワクワクしない。
そんなつまらなさを感じ、転職や起業の可能性も考えてみたくなって副業を始めたのでした。

 

《せどりビジネスから副業スタート》

まず始めたのは、中古書籍の販売です。読み終わって不要になった書籍をAmazonマーケットプレイスで売ることからスタート。出品は簡単ですし、買い手がついたら梱包して、通勤ついでにコンビニから発送するだけ。Amazonの仕組みに乗っかったビジネスなので作業は単純。しばらく旅行に出かけて対応できない時は、出品を一時停止すればいいだけです。参入障壁はかなり低く、悩む要素はありません。しかし、他の出品者との駆け引きを味わえたり、購入者から感謝のコメントをもらったりと、自分でビジネスをやってる実感は味わえました。
これを垂直展開し、自分が読み終わった本だけでなく、古本屋で本を仕入れて売るという「せどり」ビジネスもやってみました。あいた時間に、高く売れそうな本を求めてブックオフや古本屋を回る生活です。

《せどり、無理》

古本屋巡りは、自分が読む本を探すのなら面白いのですが、転売用となると別です。古本屋の書棚で高く売れそうな本を見つけたら、スマホでAmazonの相場確認を繰り返す。これは宝探し感覚で好きな人もいるかもしれなません。しかし、こんな仕入れ作業自体が楽しくないのと、誰かが使い古した本を商品として扱うのが気持ち悪くて、自分には合わないなと。結局、「せどり」からは撤退しました。
そのうちに、自分で購入する本も電子書籍が主になり、売るに売れなくなってしまいます。ついには海外勤務になって発送作業ができなくなったので、Amazonでの販売自体を完全にやめてしまいました。
書籍販売の実績としては以上のように小遣い稼ぎ程度でした。しかし、もっと時間をかけて「せどり」をやったならば、月に数万円の利益は簡単に得られていたと思います。
→せどり考察の記事へ

 

《マッチングビジネス、法人設立、で会社バレ》

さて、「せどり」の次に、在庫を抱えないビジネスをやろうと思って始めたのが、マッチングビジネスです。インターネット上で、売りたい人と買いたい人を結びつけて、仲介手数料をいただく形態です。Amazonのような「市場」「マーケット」を自分で作ったわけです。
システムを作る必要があるので、独力では無理。Webシステムの会社をやっている社外の知人に開発を頼むことにしました。利益が出たら山分けに、という条件で、開発費は格安で依頼。ビジネスプランはイチから企画しました。サラリーマンの副業なので、ずっとユーザーの同行を見張っているわけにはいきません。リアルの事務所や窓口もありません。サイトを訪れたユーザーが、登録からマッチング、成約、手数料の決済までインターネット上で完結できる仕組みを作りました。
マッチングサイトに登録する人に安心してらえるよう、この時点で法人を設立。自分一人の会社で、従業員はいません。こうして私も「社長」「起業家」として活動開始。会社の登記実務は、書籍で勉強して全部自分で手続きしました。税務関係も、税理士の友人に顧問をお願いし、キッチリと手続きをしていました。
自分が「社長」の肩書きのついた名刺を持って、起業家が集まる会合に参加したりすると、よい刺激になります。中には怪しげな人もいますが、ビジネスやお金儲けが好きな人達です。会社勤めとは違う世界の話が聴けてワクワクします。互いに協力すれば、何でもできそうな気になります。
そうこうするうちに、マッチングサイトの会員がじわじわ増えてきます。ネット上の処理は自動化したとはいえ、会員獲得という地道で泥臭い仕事は自動化できません。ブログやmixiでコメントまわり。チラシを作って週末に配布。身バレすることは別に気にせず、集客活動に精を出していました。それでも、たまにユーザー様から喜びの声をもらったりすると、ますますやる気がわくものです。
がんばりすぎて、本業の勤務先にバレました。事前に副業を行う旨の届けを出していたので、それを理由に処分されることはなかったです。しかし、社内でかなり噂が広まって、上司も社内対応に苦慮したようです。

 

《一転して脱サラ》

そしてちょうど同じ頃、本業の勤務先企業が業績不振に陥り、早期退職者を募集しはじめました。今の副業を拡大すれば生活できるだろう、何とかなるだろう、という自負もあって、これ幸いと退職することにしました。そのまま会社に残る道もあったのですが、泥船から降りて脱サラの道を選ぶことにしました。
この時にもし、副業を持っていなかったら、不安に打ちのめされていたかも知れません。家族もいますし、ただ一つの収入源を失うことは恐怖です。しかし、私の場合はリストラを前向きに受け入れることができました。割増退職金までもらえてラッキー、くらいな感じです。本業以外の選択肢を持てば精神的に非常に楽になるのだと、このとき実感しました。
しかし、目論見どおりにはいかないものです。退職して時間がたっぷりでき、いざマッチングビジネスのブラッシュアップに力を入れようとした時のこと。サイト開発をお願いしていた技術者のうちの一人が「心の病」とかで連絡がとれなくなってしまいました。
このシステムは市販のソフトウェアではありません。自分でイチから設計した完全オリジナルでした。そのため、ほかの技術者に改造を依頼しても解析が困難と言われてしまい、バグ修正や改善の作業がストップしてしまいました。
この頃になってようやく、世の中では、マッチングビジネス用のシステムパッケージが販売されていることを知りました。これを使えば、もっと素早く、安価にビジネスを立ち上げられたでしょう。しかし、ビジネス開始当初には存在しなかったので、別に仕方ないです。
技術者がいなくなってしまったので、ここで独自システムをもう一度作り直すか、他からパッケージシステムを購入して乗り換えるか、考えました。どちらにしてもそれなりの追加投資が必要となるので、しばらく様子見としました。いちおう動きますし、ほっといても会員は増えて、手数料は入ってきますので。
そんな折、サラリーマン時代の知人から紹介された上場企業の管理職ポジション募集が面白そうだったので、ヘッドハントされるかたちでまた勤め人生活に戻ることになりました。もし、実店舗を構えていたりしたら、自分が抜けるとビジネスが止まってしまうので、廃業です。しかし、私のマッチングビジネスはもともと副業で始めましたし、処理を自動化していたのでいくつでも兼業が可能です。
転職が決まるのと同じ時期、停滞していたマッチングビジネスでも動きがありました。幸運なことにWebサイトを買いたいとのオファーをもらい、交渉の後、円満に売却することができました。売却したのはWebサイトと顧客データベースという「仕組み」です。そこそこ登録会員がつき、成約実績が出るところまでこぎ着けていたのが幸いでした。
→インターネットビジネスの売却の記事

 

《サラリーマン生活の再スタート》

さて、世間体の上ではサラリーマンに戻りました。
といいますか、実は、脱サラしてマッチングビジネスを本業にしていた頃、知人の依頼に応じて、とあるスタートアップ企業の仕事も兼業していました。週2日の出勤で、経理や人事を統括するという仕事です。この時期は副業として会社員をやっていたわけですね。そんなこともあって、一つの会社に所属するというマインドは既に消えていました。
しかし、今度は上場企業の管理職としての勤務です。脇を締めてかからないといけません。過去の会社バレは繰り返せません。本業以外のビジネス活動は秘匿することを決意しました。そうでないと、サラリーマン共同体からはじかれてしまい、理不尽な不利益を被ってしまいます。
→海外生活で感じる、日本人社会の閉鎖性

 

《副業は「内緒」が必須条件》

デジタルタトゥーという言葉があるように、ネット上で拡散した発言や投稿は、後から削除することは非常に困難です。ビジネスでインターネットを使う利点はとても大きいのですが、実名で活動すると後でリセットが効かないというリスクもまた大きいと思います。
ともかく、私は今後も表向きは日本人サラリーマンとして生活していくので、実名でのビジネス活動はしないつもりです。「内緒で副業」こそ、現時点で最も合理的な行動だと思っています。社会に媚びているとか、卑屈だと言われるかもしれませんが、映画『スーパーマン』や『スパイダーマン』の主人公のように、世を忍ぶ仮の姿を演じるというのも面白いと思っています。
サラリーマンの副業として、不動産賃貸業も考えました。銀行融資で物件を購入して、賃貸に回すことで、レバレッジを効かせて家賃収入を得られます。日本の銀行の場合、勤め先がまともで、勤務年数がそこそこあれば、融資を受けやすくなります。しかし、自分には合わないと思ってやっていません。理由は、転職や移住が多いためです。私は過去に海外引越を何度もしていますし、今後もありえます。こういう人は残念ながら銀行からの信用があまり高くならないのと、投資物件にじっくり向き合えないと思うのです。
しかし、不動産投資には、会社バレしても悪影響が小さいというメリットがあります。実際のところ、海外駐在になって、日本の持ち家を賃貸に回している人はけっこういますし。日本は資本主義国ですから、会社が社員の不動産購入や資産運用まで禁じるのは、財産権の侵害だという大義名分があります。
日本国憲法第29条第1項
財産権は、これを侵してはならない。

 

《サラリーマンの副業と憲法と私》

ついでに憲法の話をすると、会社が副業を禁止するのは、職業選択の自由を侵害するので、違憲です。
日本国憲法第22条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
副業を禁止、他の雇用
副業を理由に社員が解雇や処分を受けた場合、裁判に訴えれば社員が当然勝ちます。が、実際には有形無形の嫌がらせや理不尽な対応をされるわけです。副業が禁止されている公務員でも、不動産賃貸業や兼業農家や消防団の活動は許されています。禁止対象される副業は、自営か被雇用かを問わず、なんとなく社会の空気で決まります。結局のところ、日本人社会は、法律論ではなく感情論で、異質な構成員を排除する方向で動くのです。
そんな日本社会の法律と不文律を踏まえ、副業に対する私の原則的立場は以下の通りです。
勤務先の副業禁止規定など、従業員として遵守する必要も価値もない。
しかし、会社関係者には副業を秘匿すべし。
副業を秘匿するという目的のため、勤務先にいる時は職務に専念します。逆に通勤時間や移動時間など、勤務先の関係者がいないところでは、スマホで情報収集や原稿書きを行います。ただし、勤務先のPCや備品を使うのは、会社バレにもつながるので厳禁です。
もし勤め先企業が「副業を奨励する」といっても、原則的立場は変わりません。あくまでも「副業は秘匿」です。それでも副業奨励の同調圧力が強ければ、勤め先には「ボランティア活動をやっています」などと報告しておき、収入を伴う副業は秘匿するのが得策です。副収入を勤め先に知らせたところで、メリットは全くありません。リストラ時など優先的に解雇対象にされるのがオチです。

 

《そして副業アフィリエイト》

いくつかの副業経験、脱サラ経験を経て、最終的に選択した副業がアフィリエイトです。アフィリエイトは楽しいし、社会的に必要とされており、ビジネスとして潜在的な爆発力をもっているからです。

 

《時間と場所の自由》

アフィリエイトの作業は、時間と場所を選びません。自分の都合でいつでもどこでも作業ができ、あとは結果を待つだけです。インターネット上のサービスを組み合わせることで、集客から成約、商品提供までの流れを自動化できるからです。
アフィリエイトに関する、自動化の例をあげてみます。
検索に対して自サイトの自動で紹介(外部の検索エンジンの機能)
アクセスに対してWebコンテンツを自動で表示(レンタルサーバの機能)
ブログ記事を将来日時を指定して自動で投稿(ブログの機能)
メールを条件に従って自動で発信(メールサービスの機能)
紹介件数や報酬を計算して送金(ASPの機能)
これらの作業が、リクエストがある度に、リアルタイムかつ瞬時に行われているのです。地球上のどこからのリクエストにも応えられます。すべて人力でやるとしたら、24時間体制で対応しても無理。インターネット時代ならではのビジネスです。
アフィリエイトに限らず、「仕組み化」されたビジネスは、誰かにやってもらうことができます。コンピュータや他人への委託(外注)を組み合わせることで「自動化」できるのです。この「自動化」こそが、時間と場所の自由につながるのです。

 

《収入の可能性》

「自動化」されたビジネスフローは、同時にいくつでも走らせることができます。1つのサイトで毎月5万円の収入を得られるなら、同様のサイトを10つくれば、毎月50万円の収入となります。しかも、サイト作りにかかる労力は10倍ではありません。誰でも初めは大変ですが、やればやるほど経験が蓄積され、作業スピードが上がります。費用面も同様です。レンタルサーバを使う場合、1サイトでも10サイトでも費用は変わりません。購入したツールも使い回しできます。サイト作り自体を「仕組み化」すれば、これまた自動化や外注ができるので、時間も大幅に短縮できます。1サイト目と10サイト目では、時間、費用、労力ともに10分の1以下になる感じです。仕事の質も上がるので、サイトあたり収入も増えます。こうして、加速度的に収入が増えていきます。「自動化」こそが、サラリーマン生活をしながら、爆発的に副業収入を増やす秘訣です。
自動化の度合いが高いほどよい、というわけでもありません。仕組みを作ってからきちんと回るまでの時間がかかる、という特性もあります。アフィリエイトを例にすれば、検索エンジンの検索順位はすぐには上がってくれません。サイトの訪問者が増えたのに、売上に結びつかないこともあります。訪問者が内容に納得してくれるよう、狙った通りの動線で商品が売れるよう、微調整が必要です。トライアンドエラーで微調整を続け、仕掛けを最適化していく必要があるのです。
特にアフィリエイトは、努力の結果がすぐに成果として現れません。途中で挫折してしまう人が非常に多いのです。挫折する人が多い、これはすなわちライバルが勝手に脱落していくということです。よく「そんなにうまい話があれば、みんなやっているはず」と言います。現実は「やるのは簡単、でも続けるのが困難」。だからこそ、チャンスが開かれているとも言えるのです。

 

《アフィリエイトはビジネスである》

世の中にはさまざまな副業がありますが、収入をどこまで伸ばせるかの可能性を、2軸で分析してみました。
自動化できるか、否か
ビジネスか、雇われか
この分析は別の記事にまとめていますので、興味がある方はご覧ください。
→アフィリエイトはなぜ最強の副業なのか
アフィリエイトが、自動化により指数関数的な収入を生む可能性があることは上でも書いたとおりです。もう一つ、アフィリエイトは「1時間いくら」「1文字いくら」の雇われ仕事ではなく、成果報酬のビジネスであるという点も、大きな魅力となります。
アフィリエイトでは、原稿作成などをクラウドソーシングで募集したライターさんに外注することが可能です。ライターさんの収入は、依頼主が指定した条件に従います。報酬の決定権がない、雇われ仕事です。しかし、原稿は自分で作ることができ、原稿さえ納品されば決まった報酬をもらえます。
アフィリエイトは逆です。サイトを作っただけで報酬はもらえません。サイトを訪れた人が対象商品を購入するなどして、ようやく報酬がもらえます。サイト訪問者の行動は、自分の思い通りにはいきません。頭を使って、試行錯誤して、いろいろな仕掛けを施して、なんとか報酬に結びつきます。報酬額はいろいろな要因で変動します。報酬がマイナスにはなりませんが、上限はありません。青天井なのです。
きっとライバルが多いから、そんなに売れないだろうと思っていた私も、予想を良い意味で裏切られました。これはアフィリエイトがビジネスだからです。
アフィリエイトで販売できる商品はたくさんあります。別に怪しい商品というわけではありません。テレビCMを流している大手企業の商品もたくさんあります。商品は日に日に増え続けています。
販売方法も様々です。Webサイト、ブログ、SNS、インターネット技術やサービスが新しく変わっていきます。売り方も進化せざるを得ません。だからこそ、アフィリエイトビジネスは飽和することがないのです。

 

《アフィリエイターの社会的役割》

インターネットと通信販売の普及で、流通の中抜きが進んでいます。Amazonが躍進する一方、卸やリアル小売店舗が衰退しているのはご存知の通り。その中で、なぜアフィリエイトが存在感を増しているのでしょうか。
消費者の価値観が多様化し、今や生産者/販売者側は、消費者側の価値観についていけません。マーケティングの費用対効果を考えると、マス媒体を使って消費者の60-80%に訴求するのがせいぜいです。残りの層を掘り起こすための市場調査やプロモーションは困難なため、放置されます。このギャップを埋めるのがアフィリエイトなのです。インターネットという情報空間で、生産者が拾いきれない多様な価値観に応えることに、アフィリエイトの存在意義があるのです。
詳しくは、以下の記事で触れていますので、興味のある方はどうぞ。
→消費者行動(AISASモデル)とアフィリエイト
→生産者行動(マーケティングミックス)とアフィリエイト
残念なことに、消費者を正しくない方向に誘導する輩がいるのも事実。扱う商品や販売手法に、詐欺(まがい)が混じるのは、アフィリエイトに限らず人間がやることですから仕方ないでしょう。そのせいで「アフィリエイト=悪」というレッテルを貼って回る、短絡的思考の評論家もいます。
しかし、アフィリエイトもビジネスですから、市場原理によって対策がとられていきます。例えば、評価サイトやレビュー付の販売サイトが、消費者ニーズに応える形で集客力を発揮するようになりました。今や商品の購入前に「商品名 評判」などの検索をして口コミを調べるのも当たり前となっています。
また、悪質な業者がいれば、市場の番人が強制退場させます。詐欺行為が発生すれば、法による措置がとられます。ただし、市場の番人としては、行政よりも、検索順位を決めるGoogleの権力が強すぎるという、いびつな構造になっていると思います。
ともあれ、私たちアフィリエイトを業とする者としては、Googleのガイドラインに沿いつつ、消費者の利益になるような情報提供を心がけるしかありません。これが、市場原理にもかなう、長期的成功への道です。

 

《収入面で目指すところ》

さて、サラリーマン+副業アフィリエイト、という道を選んだ私。この先の人生を考えると、他人より少しリッチな生活ができるくらいで満足していてはいけません。目指すは、全く仕事をしなくても、利子と配当で生活できる状態です。そのために十分な金融資産を築くことを目標にしようと決意しました。
「不労所得」という言葉があちこちで使われますが、その程度ではゴールにならないですね。ビジネスで資産を作ってもまだ弱いです。
→不労所得についての考察
私の具体的な目標は、1億円の純資産です。1億円の金融資産があれば、投資利回りが年3%としても、年間300万円(税引後で240万円)が寝ていても入ってきます。定年引退後、「この1億円を取り崩して何年生きられるか」と考えると長生きが悲しくなります。しかし、そうではなくストックを減らさずにフローで生活するという考え方です。
「不労所得づくり」は「金融資産1億円」を作るための手段であり、サラリーマン収入を補完するために不可欠のものです。少なくとも「金融資産1億円」を達成するまでは、匿名での副業を続けるつもりです。


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プレオープンのごあいさつ

目安時間:約 1分

このブログのテーマは、アフィリエイトに経営学の知見を適用して、もっと稼ごうぜ!というものです。

すぐに役立つノウハウとかQ&Aといったものはネット空間にあふれているし、そういった情報をほしがる人も多いのだと思います。

しかし、アフィリエイトをビジネスの一形態として位置づけ、これまでビジネス一般を考察して体系化されてきた経営理論を適用して見直すことで、新たな発見が生まれるのではないか、というのがぼくの問題意識であり、このブログで論考することで自分自身の稼ぎの仕組みをより洗練させていきたいと思ったわけです。

できるだけ、曖昧な部分を残さないように、論理の筋道を通して、一応は科学的な学問と呼べるようなやりかたで論考していきたいので、どうしても記事が長くなってしまうと思いますが、ご容赦ください。


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